News Release

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2008年06月26日 河合塾
『今日から始める社会人基礎力の育成と評価』(リファレンスブック)公表
概要 「社会人基礎力育成・評価手法開発事業」(経済産業省)リファレンスブック
『今日から始める 社会人基礎力の育成と評価』公表について
学校法人河合塾では、平成19年度産業競争力強化人材育成事業「社会人基礎力育成・評価手法の開発等」(経済産業省)を受託し、「社会人基礎力」を大学教育活動の中で育成・評価するための手法の調査と開発を行いました。
近年、大学での人間力育成が求められていますが、学生の能力や教育効果の評価の方法が明らかでないため、なかなか普及していないのが現状です。

平成19年度の社会人基礎力育成・評価手法開発事業では、具体的な育成・評価の手法と、学生の社会人基礎力を評価するための「レベル評価基準」、能力の成長とそれを発揮したエピソード等を記録して就職活動時の企業への応募用としても利用可能な「プログレスシート(成長記録)」のモデルを開発し、その成果をリファレンスブック『今日から始める 社会人基礎力の育成と評価』として公表しました(内容につきましては、弊塾ホームページの経済産業省委託事業紹介サイト「実社会から見た大学教育と評価」をご参照ください)。

学生自らの行動改善を促し、大きな成長につながった育成・評価の方法が大学の実践例や、学生の成長を物語る感想文とともにまとめられており、今後社会人基礎力の育成に取り組む教育機関や企業に大いに参考となる内容となっています。なお、このリファレンスブックは、平成20年7月下旬に(株)角川学芸出版から発売される予定です。

【概要】
「社会人基礎力」は、『職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力』として、平成18年2月に経済産業省がまとめました。大学等においても、基礎学力や専門知識と同様に実社会に出るまでにこのような「人間力」を身に着けておくための教育が求められているのは、欧米をはじめ、世界的な傾向です。
今回まとめられた社会人基礎力育成・評価手法の特徴は、実社会とのつながりを重視したことです。
具体的には、以下のとおりです。

(1)行動によって能力の発揮度合いをレベル化した「レベル評価基準表」に、実際に企業の若手社員に業務の現場での様々な能力を求められた事例についてヒアリングを行った結果からまとめた「能力の発揮事例」を載せました。

(2)職場での個人の能力は、その人がとった成果につながる行動で評価されますが、今回の評価手法も、「レベル評価基準」をもとに、学生が授業活動の様々な局面での自分の行動を自己評価し、さらに教員や企業の指導者からの他者評価も受け、自身の強み・弱み等に対する「気づき」を得て、自ら行動を改善することを促しました。シミュレーションで能力を判定する診断テストではなく、他者とのコミュニケーションによる「評価」は、それ自体が学生の社会性を高める効果を持つことが明らかになりました。

(3)さらに、自己評価や他者評価の結果や、その根拠となる行動事実等を記録した「プログレスシート(成長記録)」を作成しました。これは、学生の授業の記録としてのみならず、企業の採用や配属、入社後の人材育成のためにも有効であると言えます。

これらの手法やツールは、今後PBL(プロジェクトベースドラーニング:課題解決型授業)等の実践型授業や企業との共同研究等、様々な大学教育の場面で応用でき、学生の能力向上をはかることに役立ちます。
経済産業省では、今後もこの「社会人基礎力」をより幅広いカリキュラムで実践することを進めます。
河合塾では、大学等の教育機関が実際の教育活動で実践するための支援をしていきたいと考えています。

【関連サイト】
社会人基礎力コミュニティサイト SNS「基礎力.net」
関連ページ
「実社会から見た大学教育と評価」
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